ドイツ映画1918ー33における集団心理の構造分析 ジークフリート・クラカウアー 丸尾定 みすず書房カリガリ カラ ヒトラー エ クラカウアー,ジークフリート マルオ,サダム 発行年月:1995年07月 ページ数:346, サイズ:単行本 ISBN:9784622015628 第2刷 クラカウアー,ジークフリード(Kracauer,Siegfried) 1889ー1966。
1889年にユダヤ系ドイツ人としてフランクフルト・アム・マインで生まれ、1966年11月26日ニューヨークで死去す。
ベルリンとミュンヘンの大学で哲学と社会学を学び、1920年から33年までフランクフルト新聞で映画評を担当す。
ナチスの執権と共にフランスに亡命し、41年にアメリカに渡る。
43年までニューヨーク近代美術館映画部で映画研究した成果を『プロパガンダとナチスの映画』に纏める。
ロックフェラー、グッゲンハイム財団の研究奨励金を得て47年に『カリガリからヒトラーへ』を発表。
52年からコロンビア大学の応用社会学研究所の調査主任となり、彼の持論に基づいた研究書『映画理論』を60年に出版す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序論/第1章 擬古的な時代ー一八九五ー一九一八(平和と戦争/前兆 ほか)/第2章 第一次大戦後の時代ー一九一八ー一九二四(自由のショック/カリガリ博士 ほか)/第3章 安定した時期ー一九二四ー一九二九(衰退/凍った大地 ほか)/第4章 ヒトラー直前期ー一九三〇ー一九三三(歌と幻影/殺人者はわれわれの中にいる ほか)/補遺 プロパガンダとナチの戦争映画(映画観と映画政策/映画策略 ほか) 著者は、映画は他の芸術媒体よりもより直接的な方法で、その国民の集合的な精神を反映する、という考えのもとに、ドイツ映画をとおして、ヒトラーを出現させるに至ったドイツ人の秘められた内面的パターンを明らかにする。
前ファシズム的徴候へのきめ細かな分析による、文化史的アプローチの傑作。
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